近日のあれこれ2009年3月10日
今年も辛い花粉症の季節になりました。花粉症と思われる人口比率って約16%以上ではないかといわれていまして、私らの年代(中高年)はもっと多い気がしますね。小生の場合は、昨年より症状がきつくなったようで、憂鬱な気分です。さらに今般の景気の悪さや政治屋さん達のあきれた三文芝居で余計に気が滅入ってしまいます。二兆円もばらまくなら杉の木を切り倒す事業を実施しろ!!(`ヘ´)プンプン。
[花粉症保健指導マニュアル]下記参照
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/pdfs/2.pdf
そんな中で先月2月25日~27日に東京ビッグサイトで開催された「太陽電池展」と「水素・燃料電池展」は大盛況だったのには驚きました。まあ半導体産業と液晶産業の急激な停滞局面の中だけに、関連性の高い仕事がありそうな分野となるとこれらになるだろうというのが正直なところかもしれませんね。主催者の発表によると「太陽電池展」と「水素・燃料電池展」を合わせて前年比+38.1%の63,590名の入場者数だったとのことです。小生も会場に赴きましたが、手頃な出展者数で原材料とモジュール実機が数多く出展されていたことから、期待を裏切らない内容であったと思いました。また出展社の多くが半導体分野の場慣れして鼻につくような生意気さがあまり無く、逆に親しみやすさに好感が持てました。
[来場者登録数データ] 下記参照
http://www.pvexpo.jp/expo_doc_file/jp/PV09.pdf
しかしながら、太陽電池産業においてはいろいろ難しい局面がとりただされていまして、先行する電力エネルギー向け用途の取り扱いは、まさに国策によるものでその産業の成否が決まるだけに、現下の日本政府にその能力が有るのか疑いたくなる次第です。次ステップの展開が期待される個別用途向け小型発電モジュールとしての太陽電池や燃料電池、あるいはMEMSジェネレータなどが夢と可能性が多くあり、大変魅力的なものととらえています。否こちらの方の市場性が大きく潜在的なコンシューマニーズが高いものと思います。
特に「ウエアラブル・・・」とか「アンビエント・・・」というカテゴリーに直結するものだけに、みなさんの触覚にピピッとくるものがあるでしょう !?
(右の写真岐阜大:モデルが着用した色素増感太陽電池ジャケット)
元来日本の技術は、こちらの分野で力を発揮するはずですので関係する企業の方々でご関心があったりお金が余っていたりしましたら、是非当社にお声をかけてくださいね。
[ウエアラブル・・・]
ここまでで、結構近い将来に向けた実現可能なビジネスアイテムがありそうだと思われた方があれば良かったと思います。太陽電池や燃料電池はそれぞれのモジュールとして技術開発されてきましたが、実際世の中に役立つ時はシステムであったり組み込みモジュール(embedded modules)である必要があります。この点がユーザの要求仕様の高低で付加価値の評価が分かれるところですので、特に文化的先進国のでる場面ということですね。日本が文化的先進国であることを信じたいと思い、願ってもいるところですが・・・。
( Staff S.I )